Esteban Celemín
エステバン・セレミン
- 生産地域
- カスティーリャ・イ・レオン州 トロ
トロの異端児、絶滅危機の持つ個性と可能性をトコトン引き出す魔術師!
ドウロ川の南でトロとの境界にカスティーリャイレオン州のCastronuñoにあるっ自然派生産者です。
1990年に絶滅危機にあった土着品種のAlbillo Realに熟成によるポテンシャルを復活させるべく100年近くの古木を自らのブドウ畑にそのままの形で植え替え、木それぞれの選定方法を維持しながら、それぞれの木からの個性をそのまま生かし、ワイン生産を行っている。
また白以外いもティンタデトロ(別名:テンプラニーリョ、赤)やベルデハやマルバシアのクローンなどの土着品種を使った超小面積の単一畑(プロット)からの貴重なブドウからのワインを生産している現在スペイン職人自然派ワインで注目の生産者です。
生産者の商品一覧
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ウルティマス・ウエリャス
アルビーリョ・レアル(白)100%使用。樹齢90年以上の小さなプロットから収穫される貴重で希少なブドウから造られます。Últimas Huellasの意味は日本語で「最後の足跡」。「いつ最後のブドウの収穫になるか分からないから土地やブドウ樹を大切にしよう」、という職人の想いから名付けられています。年間降雨量わずか350mlで日照量が多く、高標高(770m)の寒暖差の大きな畑のぶどうから造られるワインは、アプリコットやパイナップルを中心にアカシア、蜜蝋、オレンジピール、シナモン等の香りや、アルコールや果実由来のまろやかな甘さやトロッとしたテクスチャーを口中で感じます。3年目のフレンチオーク古樽(225L)で12か月熟成後、2年目の300L古樽で更に12か月熟成。今後、更に熟成も期待できるワインです。生産本数、僅か650本の希少ワインです。
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ベルデハ・レ・ディセン
ベルデハ(白)100%使用。生産地のトロ地域ではベルデホをベルデハと呼んでいますが、トロにある生産者のエステバン・セレミンの畑で生産されるベルデハはギュっとした凝縮感があり、フェンネルシード、緑のレモン、ムスク、デイジーの花、甘草など、上品で複雑な香りと味わいで、口中の印象はクリーミーで、低く長く続く綺麗な余韻があります。ライムや白い花、フェンネル、ムスク、草の様な香り。アタックではフレッシュな印象ですが、厚みのある仕上がりです。 -
メルキアデス
特徴 ティンタ・デ・トロ(別名:テンプラニーリョ)100%。
標高800m近くの小さな畑にある樹齢65~100年の古木のブドウを使用。
熟した赤・黒ベリー、バラ、タイム、ローズマリー、黒胡椒、ヴァニラ・チョコレート等の複雑な香りが取れます。凝縮した果実感・ふくよかで丸みのあるタンニン、まろやかな酸味とのバランスでアルコール自体の高さを感じさせず、力強く豊満な仕上がりのワインです。
銘柄のMELQUÍADESの名前が似顔絵は本職人の祖父で、愛する亡き祖父への深いリスペクトの想いを込めて名付けられました。
樹齢65~100年を超える古樹の凝縮ブドウを破砕後、30日以上の間オープンステンレスタンクで醸し・アルコール発酵。新樽と年数違いの4年目までの古樽を使用し熟成。 -
エル・マナンティアル
オレンジママレード、柑橘の皮、ドライピーチ、蜂蜜、ジンジャー、白い花、ジンジャーブレッドの香り。口に入れるとエキスが凝縮した甘やかな果実に程よい酸味や心地良い苦味、うま味が加わり、深遠な味わいの仕上がりです。更なる熟成も期待出来ます。ミディアム・フル。
銘柄の“EL Manantial”は”湧き水“の意味でワイン畑のすぐ傍にある泉に由来しています。 -
カヌカス
赤スグリ、凝縮したブラックベリー、スミレ、ローズマリー、ヨーグルトやローリエ、スモーキーな香り。口に含むと果実の甘い風味や程よい酸味のバランスがよく豊潤な印象で、果実を中心に旨みを伴った長い余韻を感じます。
ラベルの“Canucas”はビー玉の意味で、生産者が幼少の時にワイン畑でビー玉遊びを毎日していた事から名付けられました。 -
アフエレニャス
ライチ、オレンジの花、ライム、ピーチ、ラベンダー、ココナッツ、ヘーゼルナッツ、杏仁豆腐、ナッツの香りが取れます。口に含むと瑞々しく凝縮した華やかな印象の果実味が口中に広がり、なめらかな酸味がワインに厚みをもたらします、複雑な香りと深い味わいの余韻が長く続きます。
ミディアム・フルボディ。銘柄の“アフエレニャス”は“外来”の意味です。こだわった舶来品種(シュナンブラン/ルーサンヌ/ヴィオニエ)を栽培し、トロの大地に見事に適用した事から名付けられました。